私は、ボランティアがあまり好きではない。
なぜなら、自分の身を削ってまで他人の幸せのために活動するからである。
ある日本人が、海外の女性や子どものために
仕事を辞め、日本に家族を残し、離婚してまで
その国に移り、その国の女性や子供のために
生活や教育などの面倒を見ていた。
しまいには、学校まで設立し、多大な貢献をしていた。
確かに、その国の女性や子どもにとっては
恩人のような立ち位置になるであろう。
その国の背景として、女性はセックスワーカーとして
祖母から母へ、そしてその子供へと代々受け継ぎ、
子どもがセックスワーカーとしてその家庭の生活を支えており、
負のスパイラルに入っており、抜け出せないでいた。
その中で、その日本人により、教育を提供することにより、
その負のスパイラルから抜け出せた女性が出てきた。
その話しを聞いたときは、感動した。
しかし、日本においてきた家族は?子供は?
という考えがよぎった。
他人の子どもの前に、自分の家族や子どもを大切にしなくてよいのか?
子どもにとって、親という存在が大きく成長発達に影響を与える。
ましてや、自国ではなく他の国であることにも疑問が残る。
確かに、日本は治安が良く生活環境も整ってきている。
それでも、日本にも多くの女性や子供たちが貧困に陥ったり、
ヤングケアラーといった家庭環境の中で適切な教育を受けることができていない。
まずは、自分の周りから。
パートナーや子どもから。
そして、自分と関わる人たちから。
自分の国から、できることをやっていくべきなのではないか。
まずは、自分と関わる人たちの幸せ、平和へとつながるようにしていく活動を私はしていく